日本橋兜町。再開発が進むこのエリアで、以前から気になっていた「平和どぶろく兜町醸造所」へ行ってきました。
ここは和歌山の銘酒「紀土(KID)」を手掛ける平和酒造のコンセプトショップ。店内のタンクで造られる「どぶろく」のほか、ここでしか味わえないフレッシュな日本酒をその場で楽しむことができます。
飲み比べで知る「水の如き」鮮度
まずは飲み比べセットを注文。運が良いことに、この日は「しぼりたて」と「スパークリング」がどちらも初開けの一杯という最高のタイミングでした。

- 紀土 無量山 純米 最高級の山田錦を使った「無量山」。非常に洗練された綺麗な味わいですが、個人的には「しぼりたて」のフレッシュさと、この「無量山」の奥深さのちょうど中間あたりが一番しっくりくるのかもしれない……そんな贅沢な分析をしながらの一杯目でした。
- 紀土 純米吟醸 しぼりたて(初開け) 驚いたのがその透明感。あまりに瑞々しくて「ほぼ水やん」と言いたくなるほどスッと喉を通ります。合間にチェイサーの水を飲み、その後にまた一口含むと、お米の華やかな香りがより鮮明に浮き上がってくるのが分かります。
- 紀土 純米大吟醸 Sparkling(初開け) 開けたてならではのフレッシュなガス感。にごり酒らしい柔らかな甘みが、シュワっと心地よく広がります。

季節を味わう「春の薫風」
飲み比べの後に、追加でもう一杯。気になっていた季節限定の「春の薫風(はるのくんぷう)」を。

これが本当に飲みやすく、名前の通り春の風のような軽やかさ。今回の個人的なベストヒットでした。飲み疲れせず、いつまでも飲んでいられそうなバランスの良さが印象的でした。
兜町の夜のスパイス
店内は醸造タンクが見えるインダストリアルな空間で、落ち着いてお酒と向き合える良い雰囲気でした。
ふと横を見ると、同棲している(らしい)男女と、その男友達という、なんとも関係性の気になる3人組が。彼らの繰り広げるおもしろい会話がBGM代わりに聞こえてくるのも、兜町という街のリアルな空気感があって、最高のおつまみになりました(笑)。
美味しいお酒を飲みながら、自分好みの味を探求する時間は、何物にも代えがたいですね。


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